趣里の結婚で揺れる水谷ファミリーと「希代のワル」と対峙した梅宮ファミリー…当時と現在の決定的な違い
■民放には水谷を「アンタッチャブル」とし取材NGの局も
元ワイドショーディレクターで芸能評論家の中野義則氏に聞くと、こう答えた。
「水谷ファミリーに関して言いますと、ある民放テレビ局ではワイドショーや情報番組が独自に取材することはできませんでした。取材するにしても、編成に許可を求めなければならないのです。ニュースだ報道だと言っても、取材するのはタブーで、取材スタッフの間ではアンタッチャブルのような存在だったのを覚えています」
旧ジャニーズ事務所への忖度があったように、同じ芸能人でも、取材OKとNGの線引きがあるということなのか。
「かつて、それこそ梅宮さんファミリーの取材にワイドショーが殺到していた当時は体を張ってでも現場にこだわり、取材に走ったものですが、現在は所属事務所を確認してから取材するかどうかを決めているように見えます。ただ今のワイドショーが、骨抜きの芸能情報だけで放送しているのが情けない。2017年のある表彰式で元SMAPの香取慎吾さん、草彅剛さん、稲垣吾郎さんが出でいるのに、出ていない体で放送しろと言われ、嫌気がさしてぼくは会社を辞めました。ジャニーズ性加害問題、中居正広問題などを経ても何も変わらないのはどうしてなのか、スタッフはどう考えているのか。文春の報道だけが真っ当に見えるのはおかしいと思います」(同)