“和製コマネチ”の前例も…田中理恵タレント転身を危ぶむ声
「ブラジルの人、聞こえますか~?」
21日放送の「嵐にしやがれクリスマス90分拡大スペシャル」(日本テレビ系)でこう叫んだのは、サバンナの八木ではない。体操元日本代表の田中理恵(26)だ。
引退後初のバラエティー出演とは思えないノリの良さで、23日には「世界まるみえ!テレビ特捜部 クリスマスの夜に事件です! 謎解きミステリー生放送3時間15分SP!」(日テレ系)にも出演。引退を発表した16日から1週間足らずで2本のバラエティーに出演する売れっ子ぶりだ。
6歳のときに体操を始め、競技生活20年。寝ても覚めてもクリスマスも正月も体操漬けの毎日だった田中にとって、華やかな芸能界は楽しくて仕方がないだろう。
人生で“初めてのオフ”に浮かれる気持ちも分かるが、田中はタレントに転身せず、日体大の教員として後進の指導にあたるはずではなかったのか。
「続々とスターや注目株が出てくるのがアスリートの世界。もし、キャスターを目指すなら、フィギュアの荒川静香や八木沼純子のようにプロのアナウンサーに話し方を習って勉強した方がいい。そもそも、田中は森末慎二のように3個もメダルを取ったならまだしも、メダリストですらない。アスリートにしては美人でも、芸能界の土俵に乗ったら並以下のレベルの容姿。タレントとしてなら半年で飽きられます。テレビ局や芸能プロの甘い言葉に乗せられず、本職を大切にしてきちんと指導者になってほしい。じゃないと、岡崎聡子みたいな末路も否定できない」(芸能評論家の肥留間正明氏)