AKB48「盗撮動画」被害の深刻度 卒業メンバーも毒牙に

公開日: 更新日:

 しかも、野寺氏の犯罪はこれにとどまらない。10年8月にオフィス48を一身上の都合で退社した3年後の13年には小学生女児へのわいせつ行為が発覚して逮捕。強制わいせつ罪で実刑判決を受けて服役していたのである。

 AKBの盗撮動画はこの事件のときに押収されたパソコンから出てきたものだという。なぜ、この時にAKBの盗撮が立件されなかったのか不思議だが、ロリコン性愛者を“身内”に抱えていたメンバーたちの恐怖たるや想像を絶するものがある。

 AKBを巡っては14年5月、握手会にノコギリを持ち込んだ暴漢にメンバー2人が襲われた事件が記憶に新しいが、この時はボディーチェックの甘さなど運営側の不手際を指摘する声もあった。だが、今回は運営側の役員自らが盗撮を繰り返していたという卑劣極まる犯罪である。

 運営会社のAKSは元役員の盗撮について今のところ公式コメントや見解を発表していない。だが、旗揚げから10周年の節目を迎え、6月に選抜総選挙を控える大事な時期である。早晩、事実を知ることになる被害に遭ったメンバーたちの心のケアを含めて、迅速な対応が求められている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”