獄中逮捕の羽賀研二は“自身”のサイズでアイドルを口説いた
カメラの回っていないところでは、放送では伝えられない下品な話なども織り交ぜ、「これだけ包み隠さず話しているんだから、皆さんを信用しているんですよ」と言わんばかりだった。何だかおかしいと思いながらも、「いい人なのかなぁ」と思わせてしまうのだから大したものだった。
その当時、女優の山田まりや(38)から聞いてビックリした話がある。羽賀の女性の口説き方だ。
「まりやちゃん、オレの“ナニ”は、まりやちゃんの手首から肘までのサイズがあるんだけど、どう?」というもの。
常識ある人は眉をひそめる下世話な物言いで、山田は「あんたバカ!? 付き合うわけないでしょ」と一刀両断にしたという。山田本人から聞いたのだから間違いはない。
僕らも取材でいろいろな人の話を聞いていたので、彼の“誠意”ある話を「これは怪しい」と感じてもいたが、羽賀は明らかにつじつまの合わない話でも、長い時間、同じ態度で同じことを語り続けることができたので、一般の慣れていない人は、すっかりいい人物だと錯覚してしまう。