「優しい口調で拒否」…新井浩文被告の逆転無罪はあるのか
2018年7月に都内の自宅で、派遣型マッサージ店の女性従業員に乱暴をしたとして強制性交罪で起訴された新井浩文被告(40)の第2回公判が26日、東京地裁で開かれた。
この日は被告人質問が行われ、新井被告は「きわきわまでお願い」などとそけい部のマッサージを女性に懇願し、「そういう店じゃないので駄目です」と拒否されたことなどを証言。本人自らが出演する当時の再現ビデオも法廷で流された。
今回の裁判で主な争点となっているのは、「新井被告による暴行・脅迫があったか」「性交の合意があると誤信したか」の2点。
「新井被告側は『性交に合意があったか』を争うのではなく、『合意に誤信があった』ことを証明して無罪判決に持ち込む戦略です。だから被告人尋問でも、女性が駄目だと言ったことについて『優しい口調で、そういうトーンには聞こえなかった』などと主張しました。服を脱がして女性の体をなめても嫌がる様子はなかったとも訴え、性行為に及んだ際も抵抗する動作やしぐさは『なかった』と証言しました」(司法担当記者)