「優しい口調で拒否」…新井浩文被告の逆転無罪はあるのか

公開日: 更新日:

 新井被告が弁護人に起用したのは、「無罪請負人」の異名を持つ趙誠峰氏。日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の弁護を務める高野隆弁護士に師事し、過去に7件の刑事事件で無罪判決を勝ち取ったヤリ手だ。この裁判の行方、一体どうなるのか。

 性犯罪に詳しい京橋・宝町法律事務所の上田啓子弁護士の見解はこうだ。

「新井被告側の法廷戦略は、やや無理がある印象です。帰り際に女性にお金を渡そうとし、拒否されるとバッグのポケットに押し込んだことが初公判で明らかにされましたが、これについて新井被告は、被告人質問で自ら『同意じゃなかったのかな』と不安を覚えたと証言しました。また、別のセラピスト女性とも性行為に及んだことがあると明かしましたが、その際は『お金を払っていない』とも語っています。つまり、今回被害を訴えている女性については“危ない”と感じたからこそ特別にお金を払った可能性があります。裁判官の判断にもよりますが、新井被告は自ら『誤信があった』根拠を崩すような発言をしたと言えるでしょう」

 法曹界では「実刑濃厚」と言われているが、果たして新井被告の一発逆転はあるのだろうか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで