半年で4キロ減 8割が持つ「遅発型アレルギー」の元を断つ

公開日: 更新日:

■原因不明の不調も治った

 吉田雅義さん(仮名、50歳)がまさにそうだ。

 ヨーグルトが体にいいと聞き、毎朝食べていたが、遅発型フードアレルギー検査で乳製品と卵に強いアレルギー反応が出た。一般的な食物アレルギー(即時型フードアレルギー)の検査では、反応が出たことがないが、遅発型と即時型では調べる抗体の種類が違うため、違う結果が出たのだ。
 吉田さんは、乳製品と卵を除去した食生活を続けたところ、わずか2週間でひどいアレルギー性鼻炎が緩和され、半年後、体重が4キロ減ったという。

「遅発型フードアレルギーの反応が出た食べ物を断つ目的はダイエットではありません。しかし、炎症を抑えることで、それまでどんなダイエットをしても落ちなかった体重が減るというのはよくあることです」

 遅発型フードアレルギーでは、アレルゲンと抗体が結合することで免疫複合体というものができて、体の中で長期にわたり炎症が生じるため太りやすい体質になってしまう。


 炎症が起こると代謝が落ちるだけでなく、脂肪細胞の肥大化が起こる。肥大化した脂肪細胞は、また炎症性物質を産生し、肥満への近道になってしまう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」