ペニスの裏から黄白色のグミ状物質が…「タイソン腺」の謎

公開日: 更新日:

 タイソン腺は皮脂腺の一種で「包皮腺」とも呼ばれる。皮脂腺は通常、体毛1本に対してそれぞれ存在し皮脂を分泌して皮膚や毛を保護している。毛のないペニスの亀頭冠や包皮には、特有な皮脂腺が発達した包皮腺として存在している。包皮腺は女性にも大陰唇、小陰唇、陰核や陰核包皮の周囲にある。分泌される脂肪性物質は、無色無臭の皮脂と違って黄白色チーズ様で臭みがある。なぜなのか。

「タイソン腺に代表される包皮腺の分泌液の臭いが強いのは、ワキガの原因となるアポクリン腺の分泌物と同じように、動物である人間が、かつて異性を引きつけるためのフェロモンの役割を果たしていた名残という説があります。ハッキリしたことは分かっていません。その包皮腺の分泌物が脱落した包皮の上皮細胞と混ざって恥垢(ちこう)となるのです」

 恥垢とは俗に言う「ちんカス」や「まんカス」のこと。特に男性の包茎は、ちんカスがたまりやすく、細菌による感染症の温床になる。入浴時には、亀頭のカリの部分や裏筋付近はやさしく入念に洗うようにしよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が