著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

バブル最高値更新は近い? あの頃と今の日経平均株価は全くの「別物」だ

公開日: 更新日:

 なぜ、そう感じてしまうのか──。

 日経平均がまったくの「別物」だからである。89年当時の日経平均「225種」のうち、すでに3分の2は入れ替わっている。ツブれそうな企業は排除され、時流に乗ったイケイケドンドンの企業が組み込まれている。最近はファーストリテイリングやソフトバンクグループ、あとは半導体企業が日経平均の中心。

 これらの銘柄がちょっと上がっただけで、日経平均は大幅高となってしまう。そんな「いびつな構造」となっているのである。ご存じだと思うが、ファストリはユニクロの会社。ソフトバンクグループは、あの孫さんが率いる世界的IT企業である。

 そうなのか、今の日経平均は当時と「別物」なのか! そう、比較すること自体、無意味なのである。まるでモー娘。が変わってしまったように……。

「でも、それってどうせ秋元康の陰謀でしょ。俺たちはただ乗せられているだけ!」

 いや、そんな勘違いをしてはいけない! だって、モー娘。の生みの親は「つんく♂」だからです。まったくの「別物」なのである。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が