バブル最高値更新は近い? あの頃と今の日経平均株価は全くの「別物」だ
「モー娘。サイコー!」
かつてアイドル界を席巻したモーニング娘。も今は時代が変わって、「モーニング娘。'24(トゥーフォー)」という名前で活動している。人数は13人。昔に比べれば増えたものだ。いったい誰がやっているのか?
そのようななか、株式相場は一方的な上昇となっている。そろそろ、あなたも「バブル最高値更新!」という見出しを、目の当たりにすることになるだろう。
かつて日経平均が最高値(3万8915.87円)をつけたのは、1989年の12月29日のこと。今から約34年前だ。この歴史的な株価を、今、まさに塗り替えようとしている。
あの頃の流行といえば、財テクに地上げ。ジュリアナ東京ではお立ち台で“荒木師匠”が乱舞していた時代。携帯は「シモシモ~」のショルダーホン。セクハラ、オバタリアンなどの新語・流行語も生まれた。シニア世代にはちょっと懐かしい話だ。
「あの頃と同じバブルなのか?」
株価だけ見れば、そう勘違いしても不思議ではない。しかし、国民生活は物価高で苦しく、賃金もさほど上がらない。海外旅行なんて、夢のまた夢。円が弱すぎて、外に出る気がしない。決して「好景気」とは言えないのだ。