フジテレビは「食べられたピザ」と同じ? 投資家は全体の影響を考えるべき
「フジテレビのひとつぐらい潰れたって大丈夫。何とかなるさ」
もしかして、フジサンケイグループは食べられたピザのように“不死身”というわけなのか……。
でも、売り上げベースで見ると、その多くはメディア事業に頼っている。文化放送などのラジオもあるため「全部」とはいえないが、フジテレビが大きなウエートを占めている。やっぱり影響は大きそうだ。
たとえば、富士山の一部が山体崩壊でなくなったらどうだろう。あの美しい曲線美が失われたら、魅力は激減。外国人観光客は訪れない。
たとえば、ふじリンゴの一部が腐っていたら……。もちろん食べる気はしない。そう考えることはできないか。
■経験値をもってして将来を予想
シニア投資家であれば、ひとつの不祥事が及ぼす全体への影響を考えるようにしたい。今後、イメージの回復はあるのか、現執行部は退陣となるのか、放送法の改正はあるのかないのか。
そして、株主になれば総会でホリエモンに会えるのか(笑)などなど。その経験値をもってして、将来を予想するようにしたい。
「あ~、フジテレビね。まさかこんな事態になると思いませんでした。まさに“不治の病”っていうわけですね」
どうやら完治するのは難しそうだ。