自民規正法改正案やっぱりガバガバ!「政策活動費」の領収書公開も“なんちゃって”だった
■タダでさえ、10年後の公開でも「意味があるのか」と批判の声が出ているのに…
この答弁は驚愕ではないか。おそらく多くの国民は「領収書の公開」と聞けば、政策活動費に関わる全ての支出を指すと受け取るだろう。使途が分からず「裏金の温床」になっていると指摘されているのだから、その全容の公開を求めるのは当然なのに、公開対象については「各党各会派で検討、議論」とするのであれば改正法の意味がないし、結局、お手盛りになってしまうではないか。
「(自民案の)政策活動費の領収書の公表というのは、政党本部から活動費を受けた幹事長、幹事長が使ったお金の領収書しか制度として対象にしていない。(その後の)国会議員に(支出された分などの)領収書の条文の規定は一言もない」
声を張り上げ畳みかける小西氏に対し、自民の提案者らはモゴモゴ。タダでさえ、10年後の公開でも「意味があるのか」と批判の声が出ているにもかかわらず、その公開対象さえも限定されるかもしれないとは……。“なんちゃって”にも程がある。