無名の自民党参院議員だった広瀬めぐみを“主役”に押し上げた性欲と金銭欲

公開日: 更新日:

 そして7月30日、特捜部が広瀬の自宅や議員会館をガサ入れしたのだ。

 2002年には辻元清美参院議員の事務所で秘書給与流用が発覚し、辻元本人と秘書らが詐欺容疑で逮捕、有罪となっている。広瀬は弁護士資格も持っているから、自分の犯した罪の重さがどれほどのものか分かっているはずだ。万が一、逮捕は免れても議員辞職は必至だろう。

 性欲と金銭欲を金バッジで隠している議員は広瀬だけではない。政治を金儲けの手段と考えている不心得なやからも多くいる。

 この国をダメにしているのは岸田文雄首相だけではない。国費にたかるシロアリ議員を一掃しなければ、地に堕(お)ちた政治への信頼を取り戻すことなどできるはずはない。 (文中一部敬称略)

(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)

【連載】週刊誌からみた「ニッポンの後退」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    伊藤美誠がパリ五輪シングルス代表絶望で号泣…中国も恐れた「大魔王」はなぜ転落したのか

  2. 2

    選手村は乱交の温床、衝撃の体験談…今大会コンドーム配布予定数は男性用20万個、女性用2万個!

  3. 3

    小嶋陽菜およそ16億円でアパレル事業を売却…連続赤字の柴咲コウに欠ける“商才”の圧倒的な差

  4. 4

    フワちゃん芸能界追放へ…やす子への暴言炎上は鎮火せず SNSの“NGフレーズ”が致命傷

  5. 5

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  1. 6

    興南(沖縄)我喜屋優監督「野球しかしていない高校生の将来は誰が保証するのでしょうか」

  2. 7

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  3. 8

    レスリング須崎優衣は“自爆”の初戦敗退で大号泣…終了間際に逆転許した「悪い癖」とは

  4. 9

    “新婚ホヤホヤ”中丸雄一「アパ不倫」騒動で即離婚? 日テレ“内定取り消し”に屈しなかった気骨妻が下す判断

  5. 10

    五輪選考めぐり石川佳純も「NO!」卓球協会は現役メダリストの反論をいつまでスルーするつもりか