昭和天皇は御前会議の最後に明治天皇の御製を2度諳んじた
近衛首相が昭和天皇の前に進み出て、翌日の御前会議でどのような内容を話し合うかを説明すると、天皇はすぐに苛立ちを示した。というのは近衛の持参した「帝国国策遂行要領」草案にはこれから採るべき日本の選択肢が3項に整理されているが、その順序がおかしいのではないかと質したのである。確かに…
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