ソ連はポツダム会談に忙殺され日本政府をあしらい続けた
![スターリン(右)とモロトフは日本政府を無視してポツダム会議に出かけた(1937年=(C)Sputnik/共同通信イメージズ)](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/276/867/8b1bc01a3ab65fe5a9c478f339e8ef3b20200804130016402_262_262.jpg)
ソ連を通じての和平交渉は、奇妙な挨拶で始まった。広田弘毅は、ソ連がドイツを降伏させたことに敬意を表するところから始めた。その上でソ連とともに近い距離で居たいと申し出た。これに対して駐日ソ連大使のマリクは即答を避け、本国政府に伝えたいと応じた。しかし日本はソ連に対して常に敵対的で…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り888文字/全文1,028文字)
初回登録は初月110円でお試し頂けます。