著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

スターリンとヒトラーは独ソ不可侵条約でヨーロッパ分割をもくろんだ

公開日: 更新日:
スターリンの反ファシズムの論理は大きく変化した(C)Sovfoto Universal Images Group/ニューズコム/共同通信イメージズ

 これまで見てきたようにスターリンは、第2次世界大戦の始まりの年(1939年)と終結の年(1945年)に2つの秘密協定を結んでいた。この政略は、ソ連が社会主義国家として生き残るためのまさに権謀術数そのものと言える。20世紀後半の歴史学者の中には、スターリンの政略そのものが反ファシ…

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