自民党「木曜定例会合」あちこちで復活…解散を決めたそばから“シン・派閥”化の動き
今後は2週間に1回のペースで、木曜日に昼食会合を開くことが決まったという。
「木曜昼の定例会合なんて派閥そのものだ。まるで『高市派』じゃないか。9月の党総裁選に向けて、高市さんが推薦人を集める足がかりなんだろうけど、派閥解散で他の例会がなくなった隙を突いて、味方を囲い込むようなやり方は感心しませんね」(官邸関係者)
■総裁選に向けた権力闘争
高市氏の周辺だけではない。笹川博義元環境副大臣や鈴木貴子外務副大臣ら茂木派の若手議員も8日に会合を開いた。茂木派は1月30日に政策集団への移行を確認して以降、派閥会合を開いていない。この日は茂木派の衆院当選4回以下の若手14人が集まったという。
安倍派では、福田達夫元総務会長も「反省の上に新しい集団をつくっていくことが大事だ」と言っていて、若手・中堅30人前後で新グループを結成するとみられる。
菅前首相側近の坂井学元官房副長官や石破元幹事長に近い赤沢亮正財務副大臣らも「無派閥情報交換会」を立ち上げた。