保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「伴食宰相」(15)自社さ政権を生んだ村山富市、村山を支えた自民党政治家

公開日: 更新日:
「戦争法案」を葬ろう集会でマイクを握る村山元首相(2015年7月)/(C)日刊ゲンダイ

 戦後社会にあって、社会党の役割はつまりは2つに限定されてきた。ひとつは冷戦下で社会主義陣営にくみするのは嫌だけれども、戦争反対、護憲の旗に引かれていた層、もうひとつは社会主義そのものへの共鳴、共感から永続的に支持を与えていた者、である。社会党はこの2つの投票によって支えられてい…

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