国民民主党が大ピンチ!予算委で「103万円の壁」引き上げ要求に石破首相は塩対応、立憲も“玉木外し”に虎視眈々

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 国民民主党の玉木代表(役職停止中)は真っ青になっているに違いない。少数与党の石破政権にいわゆる「103万円の壁」を大幅アップさせ、実績をアピールする狙いが立ち消えになりそうだからだ。

 国民民主の浅野哲衆院議員は3日の予算委員会で、かねて求めている「年収103万円の壁」の178万円への引き上げを改めて強調。税収増分の「国民への還元」を求めた。国民民主の要求通りに引き上げた場合、年7兆~8兆円もの税収減になると指摘されているため、その財源を「税収増分」に求めた格好だ。

 ところが、石破首相の答弁は冷たいものだった。「国民にお返しする状況かといえば、全然そうではない。不測の事態に備え、財政状況を安定させていくことも必要だ」と塩対応。「財源をセットに示さなければならない」とクギも刺した。

 壁引き上げに向けた自公と国民民主の協議は昨年末以降、停滞中。そっけない石破首相が最近強調するのが、国民民主が踏み込まない「財源論」である。

 各党の予算委理事が出演した2日のNHK「日曜討論」でも、自民党井上信治元万博相が「(野党の案は)歳出増につながる修正が多い。野党の皆さんも財源を考えてほしい」と発言している。

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