大阪・道頓堀でチェロ弾き路上ライブ…27歳の自称音楽家が逮捕されてしまったワケ
「邪魔や」
「危ない」
「警察は何してんねん」「取り締まらんかい」
通行人からこんな通報が相次いでいたという。
大阪・ミナミの道頓堀川にかかる「戎橋」で許可を得ずにチェロの路上ライブを行ったとして、自称音楽家の井出直毅容疑者(27)が先月31日、道交法違反(道路不正使用)の疑いで府警交通指導課に逮捕された。
井出容疑者は7月1日からほぼ毎日のように戎橋を訪れ、路上にスピーカーを設置して映画「タイタニック」のテーマ曲やアニソンを演奏。投げ銭を集め、チェロケースには1000円札が何枚も入っていた。ライブが始まると通行人が足を止め、多い時は路上に100人ほどの人だかりができ、歩けないほどとなり、通行の妨げになっていた。
府警は7月初旬以降、口頭で演奏をやめるよう数十回警告し、<道路上でライブをすることは道路交通法違反にあたることは分かっています><今後二度と道路上でライブをしないことを約束します>という誓約書を5回書かせた。