「ケガのデパート」が86試合フル回転 上原に「世界一の反動」は?
技術面の不安もある。上原は投球の幅を広げるため、ここ数年、オフの自主トレでスライダーの習得に努めてきた。
「投球の幅を広げるため、新球をマスターするのはひとつの手ですが、球種を増やすよりも持ち球を生かすことを考えた方がいいと思う。今季はシュート回転するフォークで抑えていたが、巨人時代の上原は3種類のスプリット系を投げ分けていました。少ない球数で抑えるのであれば新球で勝負するよりも、精度の高いスプリットを駆使した方が効果的だと思う」
とは前出の三井氏。相手チームが研究してくるからといって、投球スタイルを変えようものなら裏目に出る可能性もある。