マー君 選手会が妥協しなければメジャー移籍は再来年

公開日: 更新日:

「米国側はフザケルナと怒り心頭です」と、さる在米ジャーナリストがこう言った。

「基本的に田中を取るためなら、日本サイドの意をくんで入札制度を復活させても構わないというスタンスですからね。すでに3者が合意している案から譲歩することはあり得ません。極端に言えば、入札制度はまとまらなくたっていいとすら考えている。日本の選手会がまだマシと主張する自由競争なんてもってのほか。MLBが30球団に対して、新たな入札制度が合意するまで日本の球団や選手と接触するなと通達したのは、日本の選手会を牽制すると同時に怒りの表れ。日本の選手会が譲歩しなければ、本気で新制度成立を見送るつもり。入札制度がまとまらなければ、日本人選手のメジャー挑戦はFA以外なくなります」

 このままいけば田中が国内FAを取得するのは来年、海外FAは再来年だ。つまり田中のメジャー挑戦は来年どころか、再来年のオフまで持ち越しになる。

 日本の選手会は口を開けば「選手のため」「選手の権利」と言っているけれど、結果としてメジャー挑戦したい選手の夢を踏みにじることになる。

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