マー君メジャー移籍は水の泡!? “杓子定規”の選手会と板挟み

公開日: 更新日:

 田中将大(25)のメジャー移籍に、横ヤリを入れている日本プロ野球選手会。大リーグ機構(MLB)、日本野球機構(NPB)、大リーグ選手会の3者は新入札制度(ポスティングシステム)に合意しているのに、日本の選手会だけが「最低でも複数球団と交渉できるシステムにしなければならない」と異を唱えている。

 選手会の松原事務局長は「田中だけでなく、これは日本のプロ野球選手すべてのため」とも言ったが、日刊ゲンダイ本紙が再三書いてきたように、米国側がかつて自分たちが破棄した入札制度を復活させようとしているのはズバリ、田中を獲得するためだ。

 極端に言えば、田中ひとりを米球界入りさせたら、後は用済み。2年どころか、1年で無用の長物と、再び破棄してくるとの情報もある。選手と交渉するためだけに高いカネを払う入札制度は、そもそも米国にとって百害あって一利なし。要するに田中がいるから最大限に譲歩して制度を復活させてもよいというスタンスなのだ。いま以上に譲歩するわけがない。

 仮に選手会が妥協せずに新制度がまとまらなければ、田中の今オフのメジャー移籍は水の泡。最終的には折れるとしても、ゴネて制度成立が遅れれば遅れるほど割を食うのは移籍市場に出るのが遅れる田中本人なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フワちゃんは活動休止、男性の体臭批判の女子アナは契約解除…失言続きの和田アキ子はいつまで許される?

  2. 2

    「アッコにおまかせ!」存続危機 都知事選ミスリードで大炎上…和田アキ子には“75歳の壁”が

  3. 3

    中丸雄一「まじっすか不倫」で謹慎!なぜ芸能人は“アパホテル”が好きなのか…密会で利用する4つの理由

  4. 4

    中丸雄一に"共演者キラー"の横顔も…「シューイチ」で妻の笹崎里菜アナも有名女優もゲット

  5. 5

    やす子「暴言トラブル」火消しで“救いの手”も…フワちゃんの言い訳がましい謝罪が“火に油”

  1. 6

    選手村は乱交の温床、衝撃の体験談…今大会コンドーム配布予定数は男性用20万個、女性用2万個!

  2. 7

    中丸雄一「よにのちゃんねる脱退」を求めるファンの声…名物・菊池風磨の“中丸いじり”はもう笑えない

  3. 8

    川合俊一らと男子バレー“御三家”だった井上謙さんは「発達障害の息子のおかげで学んだ」

  4. 9

    自民重鎮の元秘書が「JK性加害」の衝撃!衆院青森3区から出馬表明も、酒乱トラブル続出の過去

  5. 10

    中日・根尾昂は責められない。定石を度外視、一貫性も覚悟もない指揮官の大問題会員限定記事