決勝アシスト! ミラン本田を発奮させた“ライバル”の加入
名門ミランの「背番号10」が、移籍後初のフル出場を果たした試合で決定的な仕事をこなした。
敵地でのカリアリ戦に先発出場したFW本田圭佑(27)が1―1の同点で迎えた89分、絶妙右CKを蹴り入れてFWパッツィーニの逆転ゴールをお膳立てしたのである。
公式戦2試合ぶりに先発した本田。指定席のトップ下ではなく、2列目右サイドでプレー。トップ下にはMFカカが、左サイドにはFWロビーニョが入り、1トップにFWバロテッリの布陣だ。
本田は18分、バロテッリのパスを受けてGKと1対1。右足シュートは惜しくもGK正面を突いた。39分には右からのクロスに好反応。DF2人の間に割って入ってフリーになり、ドンピシャのタイミングでヘディングシュート! しかし、またもやGK正面を突いてしまい、これには本田自身も両手のひらをパチンと叩いて悔しがるばかり。
0―1のスコアで敗色ムードが漂う87分、バロテッリがFKをねじ込んで同点。その2分後だった。右CKを本田が蹴り入れた。ゴール前のパッツィーニが右足を高く上げ、ボレーシュートを放つとボールはゴールネットにズドンと刺さった。