先輩も感心 松井裕は「コミュニケーション能力」も新人離れ

公開日: 更新日:

 3月1日卒業式のため、一時チームを離れた楽天松井裕樹(18=桐光学園)。23日の巨人とのオープン戦では2回を無安打に抑え、開幕ローテ入りに期待がかかる。

 今後のオープン戦や練習試合の起用も、佐藤投手コーチはセ球団限定にするとほのめかしている。これも開幕ローテを念頭に置いているからこそだ。

 松井は巨人戦の前までは、どちらかといえば話題先行だった。連日マスコミが押しかけ、他の選手そっちのけで取材攻勢。過去にはこれで勘違いし、先輩選手に嫌われるルーキーもいた。

 例えば、日本ハムの中田は1年目、奔放すぎる言動が先輩選手の眉をひそめさせた。

 西武の菊池も「インテリぶってる」と距離を置かれていた。球団が話題性のあるルーキーを守ろうと必死になって他の選手から「えこひいき」と思われ、嫉妬されるケースもある。

■「甘え上手」で「切り替え上手」

 では松井はどうかというと、その心配はなさそうだ。キャンプで同部屋だった則本は「そこまで専門的なことじゃないけど、いろいろ聞いてくる」と、関係は良好。他の投手陣とも和気あいあいやっている。取材ではシャイな一面をのぞかせ、くだらない質問には冷ややかに対応するが、気を許した相手の懐には躊躇(ちゅうちょ)なく飛び込む。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 2

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  3. 3

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  4. 4

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  5. 5

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  1. 6

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  2. 7

    僕が東都大学リーグで過ごした4年間の濃ゆい思い出…入れ替え戦史上初の3試合連続本塁打を放った

  3. 8

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    ドジャース大谷「WBC不参加」懸念は消えず…本人は乗り気も「代表サイド」と「カラダ」が抱える大問題

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ