専門筋はこう見る 日本の有力選手が五輪本番に弱い理由

公開日: 更新日:

「日本人ほど五輪が好きな民族はいません。一連の過熱報道や過度の期待から、有力選手は国や日の丸を背負い、自らを追い込む。『金メダルしか許さない』といわれている柔道の男子選手なんて毎回ガチガチです。欧米には国のために戦うなんて選手は皆無です。浅田選手は多くの個人スポンサーを抱え、高梨は『五輪がない時代の先輩たちは苦難の中で競技を続けた。今があるのは先輩のおかげ』といって感謝しながら飛んだ。スポーツに関しては今の時代、『何かのために頑張る』という責任感は、メダルの期待が大きな選手には重圧になるだけです」

 今回のソチでは、スノーボード競技で3人のメダリストが出たが……。
「誤解を恐れずにいえば、彼らは何も背負っていなかったと思う。国や日の丸、世話になっている関係者らを多分に意識する古風な選手より、純粋に競技を楽しみ、集中していたと思う」(前出の平山氏)

 背中が「重い」人は五輪のメダルは手にできない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」