DeNA崩壊の音…中畑監督が生んだ前代未聞「造反」騒動

公開日: 更新日:

■“前科”持ち

 中村には“前科”がある。2年前にも自身の打席中に二盗を決めた内村に激怒。ベンチで執拗に説教しているのが指揮官の逆鱗に触れ、選手登録を抹消されているのだ。首脳陣からすれば当然の措置ということになるのだろうが、騒動はこれで終わらなかった。

 午後3時に登録抹消が公示された直後、なんと中村が自身のフェイスブックにこう書き込んだ。
<打席に入っているとき、場面によっては(走者を)動かさず、打撃に集中させてほしいとコーチに相談させてもらいました。コーチに相談することが監督批判になってしまった形です。8日、中畑監督から「チーム方針に従わない言動があった。(抹消は)懲罰的な部分がある」という説明を取材陣にされたようです。今回の相談するという行為が「批判」と映ったならば寂しいことですし、自分としてはどうモチベーションを保つべきか苦悩しています。勝つために一軍のフィールドに僕は必要ないのだろうか…>

 などと、ファンに呼びかける形で持論を展開。火に油を注いだから、DeNAナインが野球どころじゃなくなったのも当然だった。試合は、この中村の代わりに一軍昇格し、4番に入った後藤のソロ本塁打で先制したものの、先発した尚成とその後の投手陣が巨人打線から5本塁打を被弾。3失策と守備も乱れての大惨敗である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末