6試合で77安打45失点…巨人投手陣はなぜ“壊れた”のか
頼りになるのは2年目の菅野だけ、という投手陣は、交流戦に入って流れが変われば、と期待できる状態ではなさそう。
そこで、チーム内ではこんな話も囁かれ始めている。この日も4番に座ったキューバ人助っ人、フレデリク・セペダを仲介役に、かの地からさらなる補強を行うのではないか、ということだ。
■セペダから情報収集
当初から、「野球王国のキューバは身体能力が高く、実力ある選手が多い。今後も調査に力を入れたい」と話していた原沢球団代表兼GMは、12日のセペダの入団会見でも「新たに中南米スカウトを入れた。セペダが入ってキューバ国内リーグの情報も入ってくる。(キューバからの獲得は)これまでより増えてくる」と言っていた。
中南米野球事情に詳しい関係者が言う。
「巨人が候補とするなら昨年のWBCでキューバ代表のエース格だったアルバレスと抑えのガルシアの2人だろう。アルバレスは12年の侍ジャパンマッチで先発して6回無失点の好投。この試合で日本球界関係者の目に留まった。かつてヤンキースなどで活躍したコントレラスと似たようなフォームだが、速球とフォークが自慢だった本家とは違って変化球を駆使して打たせて取るタイプ。ガルシアの方は最速157キロの速球派。2人ともまだ25歳と若い。今のキューバ代表クラスで狙うならこの2人ではないか」