阪神5連敗でBクラス…重篤状態に陥ったベンチの思考停止
「ベンチは思考停止状態。特にこの中日3連戦は、無死走者一塁で判で押したように犠打ばかり。一時は見られた盗塁やエンドランなどの仕掛けが影を潜めている。窮地に陥った時こそ指揮官の技量、度量が問われるのに、選手任せに終始している。選手起用も一貫性がない。就任から3年、同じことの繰り返しでは選手もついていけない」(福間氏)
■定見ない補強繰り返すフロント
かといって、フロントがしっかりしているかといえば「?」。先日、中継ぎ強化のために獲得した建山義紀(38)は、他球団の大半が見向きもせず、本人も「引退と思っていた」と話したくらい。年俸はたったの1500万円とはいえ、メジャー帰りである福留、西岡のやらずぶったくりに懲りず、若手や生え抜きの芽を摘むような補強を繰り返している。
和田監督は契約最終年。チーム内も関西マスコミも、すでにソワソワし始めている。かくして、阪神は日本一早いストーブリーグに突入する。