田中、ヤンキースと暗闘…フロントの本音は「手術させたい」

公開日: 更新日:

 手術するかどうかをめぐって、ヤンキースと田中将大(25)の間で綱引きが行われるかもしれない。

「右肘靭帯部分断裂」と診断された田中。NY紙のさるヤンキース担当記者によれば、「今後3週間はなるべく安静にして、ニューヨークでプレートレット・リッチ・プラズマ(PRP)と呼ばれる治療を受ける。再生医療のひとつで血液中の血小板を患部に注射して損傷部分の回復を促していくことになります。3週間後からリハビリを始め、順調なら6週間後に投球練習を始めるのが現時点での青写真」という。

 田中はチームドクターのいるシアトルで3人の医師の診察を受け、いずれも「手術の必要性はない」と診断された。キャッシュマンGMが報道陣との電話会見で明らかにしたことだ。

 プロで活躍する投手は、多かれ少なかれ靭帯を損傷している。靭帯が無傷の投手を探す方がむしろ難しいくらい。問題は靭帯のどの部分が、どの程度、断裂したのかという点。状態がヒドければ即手術なのに、3人の医師が「必要なし」と診断した。にもかかわらず、キャッシュマンGMはわざわざ報道陣に「これが手術を除外するわけではない。リハビリがうまくいかなかった場合は手術も選択肢に入ってくる」と付け加えた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由