SGDをつけてプレーするとスコアが確実に良くなる!!
「ドライバー・イズ・ショー」「パット・イズ・マネー」という格言が示すように、スコアに一番影響を与えるのはパットだといわれている。1メートルのパットを外せば、確実に1ストローク失うが、ドライバーショットが1メートル左右にそれても、スコアを1打失うことにはならないからだ。
ただし、ドライバーショット(ティーショット)で大きなミスをすると、確実にスコアは悪くなる。OBや池ポチャをすれば罰打を付加されるし、林の中や、深いラフやバンカーに打ち込めば、次のショットの難易度が上がってスコアメークしづらくなるからである。
では、どんなふうに分析すれば、ティーショットでスコアを稼げるのか? 前回紹介した、SGD(strokes gained driving)が役に立つ。SGDのスコアは野球に例えると打率のようなもので、アマチュアの場合は、いかにティーショットでスコアを浪費しているか数値化される。
SGDの目安は平均点が0。例えば、ナイスショットでドライバーが平均220ヤード飛ぶ人の場合、220ヤードを0にする。その日一番の当たりで250ヤード飛んでフェアウエーのいいところにあればSGDはプラス0・5。対して、当たり損ねで170ヤードしか飛ばず、浅いラフに止まったならばマイナス0・5。池ポチャは罰打が付くのでマイナス1。OBやロストボールは罰打と打ち直すのでマイナス2となる。マイナスの場合、数字の分だけ打数を失ったことになるのだ。