野口みずき“育ての親”指摘 「五輪選考レースは一発勝負に」

公開日: 更新日:

――リオ、東京でメダルを取るために方策はありますか?

「男子なら、まずは2時間7分台を突破し、次は日本記録の2時間6分16秒を目標に、トレーニングをして欲しい。女子には少なくとも国内最高記録の野口の2時間21分18秒をターゲットにして、21分台を目指すこと。できれば20分台突破に向けてチャレンジして欲しい。20分台をクリアすれば、五輪や世界選手権もまだまだメダルのチャンスはある。ケニア、エチオピア勢が3人ともベストコンディションで臨んでくるとは思えませんからね」

■箱根駅伝の弊害

――大学、実業団とも駅伝がマラソンの発展を阻んでいるという指摘もありますが。

「特にそうは思わない。箱根駅伝がどうとか言うけど、企業も大学を出た選手に駅伝で走ってくれればいいという風潮がある。箱根駅伝に出る大学は箱根駅伝のための練習をしている。将来のマラソンのことを考えているわけではない。『元祖山の神』と言われた今井正人君(順大─トヨタ自動車九州)もマラソンでは、やっと10分を切ったぐらい(2時間9分30秒、14年別府大分)。箱根駅伝がマラソンの足を引っ張っているとは思いませんが、強いて挙げるとすれば、高校の有望な選手の大半が箱根駅伝を目指して関東の大学に行ってしまうという弊害はあると思います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ