1億2000万円更改の楽天・則本 「単年で勝負」発言の本音
楽天の則本昂大(23)が3日、契約を更改した。今季はリーグ2位の14勝(10敗)を挙げ、奪三振(204個)のタイトルも獲得。年俸6000万円から倍となる1億2000万円の大幅アップを勝ち取った。
入団3年目での大台突破は球団史上最速。田中(ヤンキース)ですら、3年目は年俸7500万円だった。球界を見渡しても、3年目の年俸としては07年のマイケル中村(1億5800万円、元日本ハム)に次ぐ史上2番目の数字だ。
「想像以上に高い評価をしていただいた。素直にうれしいです」と満面の笑みで話した則本。球団から提示のあった複数年契約については、「まだ2年しかやっていないので単年で勝負したい」と断ったことを明かした。
■球団提示の「3年3億円」は安すぎる
こうなると早期の海外流出も現実味を帯びてくる。則本は先輩の田中を慕っており、楽天入団後は加速度的にメジャーへの憧れが強くなっているという。日米野球ではノーヒットノーランを達成した試合の先発として活躍し、星野SAも「メジャーに行きたがるんじゃないか」と懸念している。