錦織逆転で大会初の4回戦進出 勝因は「1stサーブ得点率」

公開日: 更新日:

 テニスのマスターズ大会今季初戦、BNPパリバ・オープン6日目は16日(日本時間17日未明)、男子シングルス3回戦で第5シードで世界ランキング5位の錦織圭(25)が同31位のフェルナンド・ベルダスコ(31=スペイン)と対戦。6-7、6-1、6-4で逆転勝ちし、同大会初の4回戦進出を決めた。

 過去2度の対戦で2敗を喫している左打ちのベテラン相手に第1セットは左右に揺さぶられ、サービスゲームをキープするのがやっと。タイブレークまでもつれ、先にブレークチャンスを得ながら、角度のあるサーブに対応できず、このセットを落とした。

 それでも第2セットは主導権を奪い返す。右足を故障したベテランを容赦なく攻め立て、一気に5ゲームを連取してタイに戻した。最終セットは5-4とリードして迎えた第10ゲームで連続ダブルフォールト。自らピンチを招いたが、最後は巻き返し、フォアハンドで粘る相手を振り切った。

 この試合の錦織は第1サーブの成功率はわずか55%(ベルダスコは72%)ながら、同サーブの得点率は実に77%(ベルダスコは64%)だった。世界のトップ選手が集う今大会ではサーブの出来が錦織の明暗を分けそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」