開幕7試合でもう…阿部を捕手に戻した原監督の人事センス

公開日: 更新日:

 そりゃそうだ。この日の試合前、選手は口々にこうささやいていた。

「まだ7試合目。阿部さんの一塁転向は今季のウリだったのに、聞いた時はひっくりかえりましたよ」

 ナインの動揺はそのまま試合に表れた。阪神に2-4で敗れて4連敗。開幕2勝5敗で最下位に沈んだままである。試合後、「相川が戻るまでの緊急措置。必要ならそのままやってもらう」と話した。それなら最初から「99%ない」なんて口にしなければよかったのだ。

 原監督は以前、「監督は決断しないといけないポジション。理想はあくまで理想として現実になればいいけど、もしならなければ、それに固執することはない。変える勇気も必要になる」と大学の講義で持論を展開していた。もしこの人が社長だったら、振り回される社員はたまったものではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853