田中将は3回3失点 ヤ軍が密かに計る「右肘手術」のタイミング
ヤンキースは田中が右肘靱帯の修復手術を受けない限り、莫大な投資に見合う戦力として計算が立たないと考えているのだ。
「少しでも長い期間、フルに働いてもらおうと思ったら、できるだけ早い時期の手術がベスト。田中抜きでも若手先発が踏ん張って首位争いをしている今季が、格好のタイミングでもあるのです。6月上旬の実戦復帰がウワサされていますが、最初の1~2試合で全盛時の投球ができないようなら、手術を受けざるを得ない状況に持っていくのではないか」(東海岸の代理人関係者)
■松井秀喜も“両膝手術”に追い込まれた
もっとも、ヤンキースが田中に手術を受けさせようとしたところで、決めるのは本人だ。「手術を受けざるを得ないように持っていく」なんてことができるのか。
「例えば元サイ・ヤング賞投手のペドロ・マルチネスが、『手術をしない限り治らない』とかたくなに言っていたことにしても、誰かに言わされた可能性がある。ヤンキースはそれこそ、メディアだって平気で使いますからね。松井秀喜がかつて両膝を手術した時も、本人の意思とは違う方向へどんどん追い込まれたと聞いています」(同代理人関係者)
早ければ6月上旬にもメジャー復帰が予定されているが、手術は実は刻一刻と近づいているのだ。