“不惑”で3000塁打達成の高橋由 「2000安打」は何年かかる?

公開日: 更新日:

 中日・和田が42歳11カ月の史上最年長での偉業を達成した昨11日、札幌ドームでは巨人高橋由伸(40)が日本ハム戦の四回に二塁打。プロ18年目で通算3000塁打を達成した。

「長くやっているから。これからも積み重ねてチームに貢献できるといいね」とコメントした。

 和田の最年長記録を塗り替えるのも高橋由かもしれない。この日2安打で通算1737安打。2000安打まであと263本である。レギュラーとしてフルに1年間出場すれば2年で到達可能な数字だが、問題は40歳という年齢だ。チーム関係者がこう言う。

「昨年は32安打、13年は50安打。仮に今季の安打数を50本で計算すると、今年を含めてあと6年かかる。一見、絶望的に思えるが、この日2安打放ったように、しぶとく現役を続けていれば45歳前後で達成できる計算になる。春季キャンプを訪問した松井秀喜には『現役にこだわれ』とアドバイスされ、本人もその気になっているようです。今季はここまで故障をしていないし、体調面である程度の手応えもあるみたい。そもそも、高橋由ほどの選手は引退を自分で決められる。現役に固執しようとすればできるんです。本人の気持ち次第で、和田を抜いて最年長2000安打だって夢ではない。ただ、高橋由は将来の監督候補でもある。2000安打をとるか、監督をとるか――。究極の選択を迫られる日がいつかくるかもしれない」

 巨人はこの日、一軍に昇格した堂上が4安打4打点の活躍で日本ハムを下し、連敗を5で止めた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853