球宴MAX159キロに込められた日ハム大谷のささやかな“反抗”

公開日: 更新日:

 初回のMAXは157キロ。3番のヤクルト山田哲の2球目に87キロの超スローカーブを投じて笑顔を見せるなど、明らかに肩の力が抜けていた。

 が、本人が言うように2イニング目の最後に確信犯的にギアを上げた。栗山監督の言い分はもっともでも、球速を求めるファンの期待には応えたい。そこで、最後の最後で思い切り腕を振った結果の159キロ。ファンの大きな歓声を浴びた。

「今日の投球? よかったと思います。変な力みはなかったですし。ベンチで栗山監督に何か言われた? 変なことはしないで、シーズンと同じようにやってくれよ、と」

 そう言って爽やかな笑顔を見せた大谷。試合直前まで「普通に投げろ」「変なことはするな」と口うるさく言い続けた栗山監督より、大谷の方がはるかに「大人」だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末