ロッテFA今江と初交渉 楽天「高年俸選手」獲得に動く思惑

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 グラウンド内では、こんな狙いがある。16日の練習中、梨田監督は「とても実戦で使えない」と選手の未熟なバスターに絶句。自ら打席に入って手本を見せるなど、まるで少年野球さながらの光景が繰り広げられた。今江はロッテで2度の日本一に貢献するなど、経験豊富。長年、長打不足のロッテでプレーしてきたとあり、小技を駆使した打撃技術も持ち合わせている。楽天ナインにとっては、これ以上ない「教科書」になる。

「そもそも、今の楽天打線はバスターやエンドランなどの戦術を使うレベルに至っていない。内部には09年に野村監督が辞任したことを悔やみ、『せめてもう1年やらせて細かい野球を仕込んでいれば……』という声が上がっているほどです。13年の日本一も24勝無敗の田中マーくんがいたからこそ。今江に学ぶことは多いでしょう」(前出のOB)

 オーナーのイメージアップとナインの技術向上、意識改革が目的で年に2億円を払うというのだ。

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