福士加代子「名古屋」強行出場で陸連への強烈“メッセージ”

公開日: 更新日:

 マラソンは、各レースで条件(時季、コース形態、気象、ペースメーカーのレベル等)が異なる。今回、さいたま、大阪、名古屋の各選考レースを時計だけで比較することには無理がある。特に名古屋はアップダウンがほとんどなく、記録が出やすい。福士が大阪で出した時計を数秒上回る選手が複数出たところで、それが福士を落とす理由になるのか。

 陸上ジャーナリストの菅原勲氏は、「福士は名古屋には出るべきではない」と言ってこう続ける。

「福士も永山監督も、『大阪の記録を抜くなら、抜いてみろ』と腹を括って、リオへの準備をするべきです。福士は男子の川内選手のように、毎月のようにマラソンを走っていない。五輪の選考レースというのは心身とも疲労が激しい。ここで無理をすれば、代表に選ばれても五輪本番までの調整にも影響します」

■文句なしの一発勝負

 米国は不公平がないように、五輪の代表選びは一発勝負だ。日本は、前年の世界陸上以外に国内3レースが選考対象になっている。大会スポンサーや中継するテレビ局への配慮、陸連に入る放映権料などの問題もあり、選考レースを一本にできないからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末