大阪国際Vでリオ確実も…福士加代子を待つ本番レースの壁
本番は1人で戦わなければならない。
リオデジャネイロ五輪の代表選考を兼ねた大阪国際女子マラソンは、トップでゴールした福士加代子(33)が、日本陸連が定める派遣設定記録(2時間22分30秒)を上回る、日本歴代7位の2時間22分17秒で優勝。
「やったー、やっと取ったよ1等賞。これでリオ決定だべ!」と喜びを爆発させた。
13年の同大会以来3年ぶり2度目のマラソン優勝で、リオ五輪代表の座を確実にした福士だが、今回の好タイムはペースメーカーに助けられたことは自身も認めている。
レースは序盤から1キロ3分20秒を切るハイペースで進み最初の5キロ手前で先頭集団は早々と6人に絞られた。5キロを16分44秒で通過すると解説の増田明美さんが「この暑さではペースが速すぎ」と心配したほどだった。
15キロには加藤岬(24)、重友梨佐(28)が脱落。その後、竹中理沙(26)、チェピエゴ(30=ケニア)も遅れて、24キロすぎからは福士の一人旅となった。