15歳池江が2枚目リオ切符 母の“食育”てきめんで急成長
6日、リオ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権女子200メートル自由形決勝で池江璃花子(15=淑徳巣鴨高)が1分57秒39で優勝。同種目の派遣標準記録は突破できなかったものの、五十嵐(日体大)、持田(ルネサンス幕張)、青木(アリーナつきみ野SC)とともに800メートルリレーの選考基準をクリアして五輪代表に。2枚目の五輪切符を獲得した本人はレース後、笑顔でこう言った。
「うれしいです。4人で世界選手権に出て(リオの)出場枠を取ったし、また(4人で)行こうと話してましたから。他の種目も(派遣)標準記録を切れるように頑張りたいです」
今大会は他に自由形の50、100メートルにもエントリー。前日は午前に自由形200メートル予選、夜には同準決勝をこなした1時間後に100メートルバタフライ決勝を制した。日本の女子では珍しいマルチスイマーの驚異的なスタミナは、幼少の頃からの食事と決して無関係ではない。
幼児教室で講師を務める母親の方針もあり、幼少の頃からさまざまなスポーツに触れて身体能力を高めてきた。母親は同時に娘の成長を考えて食事にも気を配り、化学調味料や添加物を含んだ食材を避け、極力、自然食品を使った料理を食べさせてきたという。