求道者イチローに有罪確定の清原和博と“蜜月”の過去

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 醒剤取締法違反の罪に問われ、懲役2年6月、執行猶予4年の判決を受けた清原和博(48)である。

 どこかに同じ「狂気」を感じたのか、巨人をクビになった清原がオリックスに拾われた06年、春のキャンプ前にイチローの方から声をかけ、初めて2人で食事をしたのが始まりだ。イチローはこう言っていた。

「自分と同じ匂いを感じました。野球に対して真面目で、熱い人で、言葉が重い。会って刺激がなくなる人もいますが、清原さんは違った」

 当時、会食の様子を清原から聞いた評論家の橋本清氏がこう言う。

「神戸市内にあるイチローの行きつけの店に招待された清原さんが、まず感激したのがイチローの振る舞いでした。待ち合わせの夜7時半に店へ行くと、入り口の外でイチローが出迎えてくれた。しかも、店に入って主人に聞くと、イチローは約束の時間の30分前からずっと、道路に立って待っていたというのです。これには、『実はオレ、イチローに対していい印象を持ってなかった。接点もなかったし、クールで淡々としているイメージがあって、オレとは違うタイプの人間だと思っていた』という清原さんも見方をガラリと変えて、イチロー賛辞が止まりませんでした」

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