ジャンプより表現力 真央“完全復活”のカギは振付師が握る
新プログラムは7月末のアイスショー(大阪)でお披露目となるが、平昌五輪出場を目指す真央の完全復活は、昨年もコンビを組んでいた世界的な振付師にかかっている。
ローリー氏は米国のミシェル・クワン(長野五輪銀、ソルトレークシティー五輪銅)ら多くのトップスケーターの振り付けを担当。表現力豊かな演技には定評がある。14年ソチ五輪では、当時27歳のカロリーナ・コストナー(イタリア)を3度目の五輪に導き、「大人の演技」で初のメダル(銅)までもたらした。
これまでの真央は、代名詞の3回転半ジャンプが唯一の見せ場だったが、年齢を重ね体がふくよかになった今は、華麗なジャンプは無理。表現力で勝負しなければならない。それはつき合いの長い振付師なら百も承知。ニュー真央は、表情と指先に注目だ。