女子ゴルフ五輪代表 “穴馬”渡邉彩香の大まくりに現実味
そこへいくと渡邉が参戦する今週末の国内大会は優勝ポイントが20.5(昨年実績)と、米ツアーと比べるとかなり少ない。しかし、渡邉には一発逆転の可能性が残されている。ツアー関係者がこう言った。
「7月4日時点で世界ランク50位以内にいれば全米女子オープンの出場資格を得られるのです。渡邉は来週国内大会がないので、渡米して結果を待つようです。すでに出場を見越して、日程が重なる国内大会にはエントリーしていません。渡邉は5月のワールドレディスで世界ランク4位のL・トンプソンと渡り合い、自信をつけた。しかも日本ツアーの平均ヤーデージが6510ヤード(昨年)であるのに対し、全米女子オープンは6784ヤードと、より飛距離が求められます。その点、平均飛距離265.8ヤード(ワールドレディスで計測)の渡邉は、米ツアーで18位に相当します。同146位(242.469ヤード)の宮里と比べると、かなりのアドバンテージがある。大山も比較的距離が出る方ですが、渡邉には置いていかれます」
大まくりもありそうだ。