「自分のために」 レスリング太田忍“お気楽ファイト”で銀
そもそも太田は日本を代表して五輪で結果を残すという考え方に否定的で「日本のために戦うとか、応援してくれた人や支えてくれた人に恩返しするのではなく自分のために戦う」とキッパリ。五輪のメダルは「(努力してきた)自分への最高のご褒美」とも話していた。
日頃から強気な発言を繰り返しているが、一歩マットを離れれば、今どきの若者と変わらない。ファッションに凝っており、今年3月に卒業した日体大在学中はジャージーで過ごす学生が多い中、流行の服を着て通学していた。休日になると、お気に入りのショップがある渋谷に足を運ぶなど、派手な言動から大学時代は「日体大のチャラ男」と呼ばれていたそうだ。
▽太田の話「金しか狙っていなかったので悔しいです。日本に帰って練習します。(連続メダルの)伝統をつなげられてホッとしている」