タイL知る岩政大樹が語る FIFAランク120位の意外な実力

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 FIFA世界ランキング120位のタイは、49位の日本と比べると格下ということになる。しかし、近年の経済成長などによってタイリーグに外国人の実力派選手や経験豊富な指導者が流入。タイ人選手たちのレベルも飛躍的に向上した。日本にとって難敵なのは間違いない。そこでサッカージャーナリストの元川悦子氏が、14年にタイのプレミア(1部)リーグのサーサナでプレー経験のある元日本代表DF岩政大樹(34=現J2岡山)を直撃。タイ代表の実像を掘り起こした。

「今のタイ代表は、今季リーグで首位に立っているムアントン中心の構成となっています(代表9人が同クラブ所属)。僕がプレーしていたサーサナが身売りし、タイのメッシと呼ばれるMFチャナティップ(22)を筆頭に当時の若いスター候補たちは、揃ってムアントンへ行きました。日本戦には僕の教え子的な選手が5、6人出場すると思います」と岩政が言う。

 タイ人はもともとボールを扱う技術にたけている。その中で創造性にあふれ、独特のリズムを持っているチャナティップは際立った存在である。

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