ふっくらボディーで進化 2年目マエケン“5キロ増”の狙い

公開日: 更新日:

 メジャー2年目を迎えたドジャース前田健太(28)がスケールアップした姿をアピールしている。

 22日には今キャンプ初のフリー打撃に登板。習得に励んでいる新球カットボールを試し、空振りや見逃しのストライクを取った。

 前田は新球について「横から見て(変化が)分からないくらいがちょうどいい。ほんのちょっとだけ動けばいい」と手応えを得た様子。ネット裏で見守ったロバーツ監督は、「あのボールがあれば球数を減らし、投球回を増やせる」と早くも期待を口にした。

 前田によれば、昨季終盤は左打者への決め球がチェンジアップだとばれていたという。カットボールが持ち球に加われば投球の幅は広がる。昨季終盤のように、早い回に集中打を浴びてKOされるケースは少なくなるかもしれない。

 2年目に向けた備えは新球習得に限らない。昨季は中4日のローテーション、不慣れな米国での生活もあり、夏場以降に息切れ。球威は落ち、変化球も精度を欠くなど、明らかにスタミナ不足だった。

 年間を通じてローテーションを守る厳しさを痛感したのだろう。オフの間、増量に取り組んだそうだ。単にウエートトレーニングで筋力を付けて体を大きくしただけではない。夏場には暑さと疲労から体重が落ちるのを見越し、脂肪を付けたまま太め残りでキャンプインしたという。

 昨年のキャンプで79キロだった体重を今年は5キロ近く増量。これまで華奢だった体は、全体的にふっくらとした。

 2年目右腕は準備に抜かりはなさそうだが。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  3. 3

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  1. 6

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  2. 7

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  3. 8

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  4. 9

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  5. 10

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる