守護神争いと外国人枠が混沌…巨人・澤村“1球退場”の波紋

公開日: 更新日:

 巨人の新外国人投手が投げるたびに評価を上げている。守護神候補のアルキメデス・カミネロ(29)である。

 5日の日本ハムとのオープン戦で登板し、最速155キロ。1回を無安打無失点に抑えた。来日当初はノーコン病がささやかれたものの、高橋由伸監督(41)は「制球? 思いのほか、まとまってボールに力がある。守護神? そこは競争してもらいたいと思って最初から期待している」と信頼度もうなぎ上りなのだ。

 他球団のあるスコアラーは「由伸監督は外国人枠をどう使うんでしょうかね。カナダ代表でWBCに参戦中のマシソンは鉄板とみています。カミネロが二軍へ行くと思っていたけどかなりいい。球は速いし、もっと荒れるとみていたのに、思ったよりストライクゾーンにくる。もったいないですね」と言う。5日の試合で2安打完封負けを食らった相変わらずの貧打線だけに、マギー、ギャレット、クルーズの助っ人野手も入れたいところ。一方で投手のマシソン、先発のマイコラスも順調。そこにカミネロが絡み、「4枠」の争いは大混戦になっている。

「マシソンと開幕4番候補の新助っ人マギーは堅い。夫人の出産立ち会いのため、一時帰国する予定のマイコラスも、戻ってくればエース格ですから。残り1枠を2年目のギャレットと急浮上のカミネロで争う構図ではないか。このままカミネロが急上昇すれば、ギャレットが枠争いで敗れることになり、左翼に挑戦中の岡本が浮上することになる。高卒3年目の若手有望株。オープン戦の打率.385と粘っているだけに、何とかカミネロに援護射撃して欲しいと願っている関係者は多い」(チーム関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由