WBC米国初優勝に貢献 MVP右腕はトラブル連発の“爆弾男”

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 173センチの小兵右腕が米国を初優勝に導いた。

 マーカス・ストローマン(25=ブルージェイズ)が22日(日本時間23日)のプエルトリコとの決勝戦に先発し、6回を1安打無失点。低めの変化球主体の投球で凡打の山を築き、MVPに選ばれた。2次ラウンドでは、同じプエルトリコ相手に4回3分の2を8安打4失点と打ちこまれたが、大舞台できっちりと借りを返した。

 今大会は母親の母国であるプエルトリコから代表入りを打診されたが、米国代表として出場。トロフィーを手にインタビューに応じたストローマンは「優勝した上に素晴らしい賞までもらえて、こんなにうれしいことはない」と笑顔を見せた。

 東部の名門デューク大3年時の2012年にドラフト1巡目でブルージェイズに入団。昨季までの3年間で62試合に登板し、24勝16敗、防御率3・91。15年には残りの単位を取得して卒業証書を得た。

 インテリの一面も持つが、マウンド上では豹変。執拗な内角攻めも辞さない強気な投球はもちろん、相手を挑発する行為を繰り返して騒動に発展することも珍しくない。

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